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https://w.atwiki.jp/lieder_toeb/pages/100.html
アラインメントの内部値 上L (Law) 100~96 中L (Law) 95~84 下L (Law) 83~72 上N (Neutral) 71~60 中N (Neutral) 59~48 ←初期ALI(内部値50) 下N (Neutral) 47~36 上C (Chaos) 35~24 中C (Chaos) 23~12 下C (Chaos) 0~11 Law Law Law Neutral Neutral Neutral Chaos Chaos Chaos
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魔物の巣食う、危険な森 ──魔獣の領域。 ヴァース地図上に遙か昔から存在する。 ミストグローブとの違いは、ここは明確に魔物の住処ということだ。 森だけでなく、内部にはさまざまな地形を有するという。 しかしその危険度から、全貌は明らかになっていない。 魔物、それは何者か 魔物とは守護を受けない存在である。 守護を受けない、の起源を遡れば柳の有名な失敗談に容易に辿り着く。 全ての動物が守護の影響を受けたせいで、誰も死ななくなった。 そのために、誰も肉を食べることができなくなり多くの獣が餓死した。 以後、レイラインによる守護制御などが形成されるようになった。 すなわち、守護格差である。 そして魔物とは…“先天的なレイダー”である。 世界の惡であることを義務づけられ、封じられた存在である。 目覚めよ、獣 領域に封じられし魔物が、今…覚醒する。 歴史と世界の都合により閉じ込められた彼らは、暴走する! -ビーストアライズ― アライズ1 だだの魔物。複数の動物の特徴を有する。雑魚。 せいぜいD~Cランクであり、一人で数体相手も余裕。 アライズ2 獣人型。ここからいきなりAランクに跳ね上がる。 強力な魔法を扱う知能、強靭な体躯。そして共通技能「呪」。 そして個体が複数存在し、同じタイプの個体は連携する。 「呪」はヴァースでも珍しい体系であり、神性や巫性で耐性を得られる。 しかし一般的な魔法耐性や精神耐性を容易く貫通する、古代にして新種。 アライズ“変異” :イカ頭。「呪」の対象の姿を奪う。強力な魔法使いでもある。 所持する「呪」は犬化。厳密には家畜化だが、都市戦にあわせ犬にしている。 接触のみならず距離で犬化させる。また、犬化した場合、それは魔物である。 一斉にアライズ1へ変異する可能性を秘めた爆弾である。 アライズ“重力” :ウシ頭。「呪」は対象の言葉に軽きと重きを与える。 挑発、軽い言葉は対象を軽くする。感情、重き言葉は対象を重くする。 安易な命乞いなどしようものなら天高く吹っ飛んでいくだろう。 接触のみならず距離で発動するが、接触するとより強固なものとなる。 フィジカル強者であり、重い速い強い硬い。こっちの方が厄介。 アライズ“因果” :ハト頭。「呪」は対象の攻撃衝動を与え、呪いの人形が攻撃を阻害する。 呪音により自身に対する攻撃衝動を植え付け、同時に呪いの人形を作成する。 人形は自律軌道で盾となり、そのダメージは呪いをかけられた本人へ”因果還し”として反射を行う。 いわゆる害悪式の いばみが型。 代わりに本体は脆弱で、声の届かぬ範囲からの狙撃や、人形諸共せぬ波状攻撃に弱い。 アライズ“回向” :ハナ頭。「呪」は対象に種子を与え、やがせその姿を奪う。 花粉自体は空中散布。回避が難しいがこのままでは無害。 彼女、と接触することで発芽。花となり、宿主の力を奪う。 最終的には樹木そのものにしてしまう。 この種固有の話だが、領域拡大というよりは、世界の緑化精神で動いている。 アライズ3 より強力なアライズ2個体。ほぼ人の型をとることができるらしい。 同一個体は1体しかいない。ランクでいえばS-クラス。 アライズ“仮面” :鹿角の仮面。「呪」は「敵意を抱いたものへの反射」。 攻撃がそのまま相手に直接身代わりになる。まともにやると無敵。 そのほか、樹木に関する珍しい魔術も使うという…。 ラヴィラ ラヴィ<… !? いや知らないから!?私違うからね!?
https://w.atwiki.jp/kirby_airride/pages/19.html
オプションの特典映像を見ることができる。動画自体のコーデックは HVQ/HVQM 4 で、個人が入手できる範囲ではPCで再生できるソフトが存在しない。 GCで再生する場合は このソフト が使用できるらしい。 項目名 項目名(日本語) ファイル名 OPENING オープニング MvOpening.h4m HOWTO PLAY あそびかた MvHowtoPlay.h4m HOWTO AIRRIDE エアライドのあそびかた MvHowto3d.h4m HOWTO UERIDE ウエライドのあそびかた MvHowto2d.h4m HOWTO CITYTRIAL シティトライアルのあそびかた MvHowtoCt.h4m HOWTO NORMAL MACHINE SPEC DEMO エアライドマシンの紹介 MvSpecNormal.h4m HOWTO HIDDEN MACHINE SPEC DEMO 特別なマシンとキャラクター MvSpecHidden.h4m MvEnding.h4m (エアライドのエンディングで流れる映像)とMvTopMenu.h4m (メニュー画面の右下で流れる映像)に関しては、 ファイルの差し替えをしない限り再生することができない。
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マスタング P-51 戦闘機 移動力 14 索敵範囲 3 燃料 78 索敵海中 1 生産資金 2800 搭載 不可 防御力 対空 68 対地 15 対艦 30 搭載武器 武器名称 対司 対空 対装 対非 対艦 対潜 射程 優先 1 2 3 4 12.7mmマシンガン 5 120 15 50 0 0 1 16 7 4 4 4 453kg爆弾 25 0 70 100 30 0 1 1 - 2 - 1 ロケット弾 15 0 40 60 20 0 1 12 - - 3 - タンク - - - - - - - - - - - 1 アメリカのノースアメリカンにより製造された、レシプロ単発単座戦闘機。 昼間爆撃を行うB-17を護衛するために配備され、ロールスロイス製マーリンエンジンを 搭載したことにより大きな航続力、高高度性能、運動性を手に入れた。 第二次世界大戦時のアメリカ最優良戦闘機と呼ばれるなど、非常に高い評価を得ている機体である。 北部ニューギニア上陸作戦以降配備される新型戦闘機。性能は至って素直で扱い易い。 特に脅威の移動力14と燃料78+タンク可の足の素晴らしさが際立ち、タンク付けても爆弾1こ 持てると対応力も高い。 サンダーボルトからの進化となるが、性能的には一長一短。 対地攻撃・索敵範囲はサンダーボルトが優れ、対空性能・移動力・燃料はマスタングが優れる。 ヨーロッパ戦線に向かう場合、配備されるマップである程度訓練度を上げておくと緒戦が 楽になる(訓練値補正の差を埋められる)。ジェット機と戦う時は地対空兵器と連携を。 仮想キャンペーンでも素晴らしさは変わらず。むしろ広いマップで航続力が更に輝く。 流石に終盤では敵超戦闘機に空戦能力で劣ってしまうが、それでも戦闘攻撃機として 使い続けられる汎用性を持っている。 エアラコメットに進化可能。 だが無くすものも多いので、このまま長距離戦闘爆撃機として使うほうがいいだろう。
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121: 名無しさん (バックシ ab1a-9c77) :2019/05/15(水) 08 54 02 ID cGVd1c7.MM アライさん「アライさんをここから出すのだぁ!」ギャアギャア! アライちゃん1「びぇぇぇん!おかーしゃーん!」ジタバタ アライさん「ちびぃ!大丈夫なのだ!おかーさんが守るのだ」 アセアセ アライちゃん2「のりゃ!のりゃ!」コロコロコロコロ(^o^) アライさん一家がハンターに捕まり、ずだ袋で雑にくるまれて運ばれている。アライさんはアライちゃん達を潰れないよう、お腹に乗せて守っていた。 姉のアライちゃんは泣いて甘え、妹のほうはよく事態を理解しておらず、揺れに合わせてコロコロと転がって喜んでいた。 アライさん「おまえー!出すのだ!アライさんが怒ったら強いんだぞ!!」 アライちゃん1「おかーしゃん!やっつけるのりゃ!」 アライちゃん2「たーのしいのりゃー!」コロコロコロコロ …… ハンターは気にも止めず歩いている、アライさんは腹は立つが袋の中で余計に暴れると子供達を危険にさらすだけだと判断した。 アライさん「くぅ、チビたちだけでも助けたいのだ……。」 アライちゃん1「しょんなこといわにゃいでぇ!おかーしゃん!もいっしょじゃなきゃやらー!」ビェェェェン 揺れが止まり、アライさんは地面に下ろされた感覚を背中に感じる。 袋の結び目がほどけ、外の光景が姿を表した。 アライさん「なんなのだ……ここは?」 暖色の明るい蛍光灯、いくつものデスクにパソコン、スケジュール表はいくつものバツで埋まり、次の後半になるに連れて書き方が雑になっていく。 壁際に冷蔵庫、キッチンシンク、そして奥に幾つかの扉。 それなりのベランダから、ガラス腰に夜のビルが光輝いていた。 デスクの一つに座り、ずっとうずくまってる男がいる。 男「カキカキカキカキカキカキ」 アライさん「ひっ!なんの音なのだ……」 ハンター「連れてきたぞ。」 男が手を止め振り替える、顔色は悪く、頬こそ痩せこけていないものの、目元がクマだらけで窪んで見える。 アライちゃん1「ひぃ!おばけなのりゃ!」 アライちゃんの余計な一言にアライさんは急いで口を塞いだが、そう言われても仕方のない外見である。 男は無言で財布から数万円渡すと、ハンターは部屋から去っていった。 男が無言で、アライさんと向き合う。 アライさん「ひぃ!な、なんなのだぁ!おまぇ!」フーッフーッ アライちゃん1「ぴぃぃぃ!ひとしゃん!いたいのいやなのりゃー!」ヨチヨチ アライちゃん2「のりゃ!のりゃ!("⌒∇⌒")」 アライちゃん2だけ自体を理解せず、キッチンの方へとむかった。 男がアライさんと向かい合ったまま、右へ上体をふらりとうごかし アライさん(……来るのだ……!) アライさんが構えるも、 ドサッ アライさん「のだぁ!?」 男はそのまま倒れた。 アライちゃん1「おかーしゃ!すごいのりゃ!さわらずにたおしたのりゃ!」 アライさん「ちび……まだなにもしてないのだ……。」 倒れた男は、今にも消え入りそうな紙風船の空気が抜けるような声で何かをしゃべっている。アライさんは耳をたかむけると、 男「あのぉ……助けてください……」 アライさん「のだぁ!?」 男「終わらないんです……いや始まりもしないんですよ……ネームも出来てなくて……。」 アライさん「…………のだ?」 122: 名無しさん (バックシ ab1a-9c77) :2019/05/15(水) 09 34 12 ID cGVd1c7.MM 121 男曰く、自分はドウジンシ?の作家で、誰かに助けて欲しく、藁にもすがる想いでハンターに連絡したところ、 「事情はわかった。本来ならなんで俺に連絡したのか正気を疑うところだが、取って置きの奴がいる。ちょいと高くつくがな。」 そして後日、ハンターがアライさん達を連れてきたという。 男「アライさんは元飼いアライさんですよね?。」 アライさん「そうなのだ……でもチビを産んでから飼い主さんがすごく怒って、労働施設に入れられてしまったのだ……。」 アライさんはそこで延々指定された絵柄をなぞって絵はがきを描かされていたらしい。 アライさんの子供のような拙い可愛らしい絵が、独特の味をだして評判の『絵アラガキ』の仕事だ。だが、 施設監督「アライさん、最近絵が上手すぎるんだよ。もう少し下手に描けないの?」 アライさん「努力はしてるのだ!でも……線を曲がって書いても、途切れさせても、何故かこうなってしまうのだ……。」 アライさんは指定になぞるだけの仕事でむしろ元の絵より綺麗に線を引いてしまっていた。 施設監督「ま、もういいや。アライさんは家族ごと処分ね。」 アライさん「そんな!せめてチビ達だけは助けてほしいのだ!」 施設監督「ダーメ、誰が面倒みるの?誰も面倒見れないし、ペットにするには大きくなりすぎ。せめて君達(の肉)が有効に活用されることを願うよ。」 アライさん「の……のだぁ~~~……」ドナドナドナー …… 男「そこでハンターに連れてこられた訳だね。」 アライさん「死を覚悟したのだ……そしたら自分より死にかけた人間さんと出会うなんて思いもしなかったのだ。」 アライさん「確認なのだ、アライさんの腕を買ってチビたちとアライさんの生活を約束してくれる。それで間違いないのだ?」 男「そうです……助けてください……。同人作家なのでアシスタントを雇おうにも……。」 アライさんは息を吐き出し、気持ちを切り替え、男に笑いかける。 アライさん「アライさんにお任せなのだ。まずどこまで出来てるのか見せてほしいのだ。」 男「……」 アライさん「どうしたのだ?」 男「ネーム……つまり構想を練っている段階です……。」 アライさん「締め切りは?」 男「一ヶ月後です。」 ……沈黙が続く、安心したアライちゃん1と元から能天気なアライちゃん2は、キッチンの下で謎のおいかけっこをする。 キャッキャッと嬉しそうな音、沈黙を破ったのはアライさんだった。 アライさん「アライさんは頭が悪いからよく分からないのだ……仮に3週間で出来上がったとして当日までに間に合うのだ?」 男「死ぬほど怒られます!」ピカピカガイコツガオ …… …… アライさんのつり目が、入れ替わったように垂れた……。 アライさん「……ツラいのだ……。」 123: 名無しさん (バックシ ab1a-9c77) :2019/05/15(水) 10 08 51 ID cGVd1c7.MM 122 アライさんはパソコンを借り、ネットで男の絵が上手いこと、もともとイラスト専門でやっていたこと、イラストレーターとしては商業デビューしていることを知った。(直接データをみた方が早かったが男はふぇちだのプライベートだのとパソコンを見せてくれない。) アライさん「ネームのデータは残しているかなのだ?」 男「はい、ありますが?」 アライさん「既存のネームコマやイラストを元にしてパズルのように組み合わせ、大ゴマを多様して、足りない部分だけを新規で書き足す、無理やり構成するのだ。」 男「へ、は、はい。でもなんか手抜きっぽくないですか?」 アライさん「嫌ならもっといい方法か期日を伸ばすのだ。」 男「無理です。」 3日後 男「出来ました!」 アライさん「おお!見せてほしいのだ!」 アライちゃん1「うーうんちなのりゃー」トテトテトテトイレ入りブリブリブリジャー アライちゃん2「うーうんちなのりゃー」トテトテトテトイレ入り砂場ブリブリブリ アライちゃん達はアライフを満喫しているので、アライさんは男の原稿を覗き込んだ。 アライさん「の……のぎゃあああああああああああああああああ!」ビクビクビクビク アライちゃん1「ぴぃ!おかーしゃんしゃけばないでぇ!うぉっしゅれっとのつよくしちゃったのりゃ!」 アライちゃん2「ちゃんとしゅなかけるのりゃ~」ジャラジャラ アライさんは男が作り上げた原稿を見て驚愕した。 原稿アライさん「ヤメローチビヲコロスナー」 原稿アライちゃん「ピィィィィアシギャァァァァギュルルルビィィィ」 原稿アライしゃん「ジニダクナイノリャ……ビクビクドッタンバッタン」 原稿お兄さん「アラビジハ天下一ダァァァ」 謎のお兄さんがアライさん一家のアライさんの目の前で子供を切って開いて揚げて煮ているではないか……。 アライさん「おまえぇぇぇぇぇ!何てものかいてるのだあああ!」 男「あははは、お恥ずかしい。」 アライさん「お恥ずかしいじゃないのだ!アライさんにアライさん切り刻む漫画手伝わせるつもりなのか!」 男「あれ?昨日僕のpixiv調べてたじゃないですか?」 アライさん「そんなの出てこなかったのだ!数枚のイラストだけだったのだ!」 男はすぐに答えを導きだした。 男「あー!アライさん全年齢見てたんですね!ほら!」 ズラリと並ぶイラストに肉、血、腸、腕、足、目玉、悲痛な顔。 アライさんだけじゃない、人の少女まで悲惨に引きちぎられており、血生臭さが伝わって来そうな絵だ。 アライさん「しばらくお肉は食べられないのだ……。」 男「まあ元々野菜炒め生活なんですけどね……。」 アライさん「……。」 …… …… 慣れとは怖いもので、所見こそインパクトがあったものの、ものの数時間で慣れてしまった。 男は下書作業へと移り、アライさんは背景の素材となる写真を外で適当に撮っていた。 アライさん「……なんか買って帰るのだ……。」 124: 名無しさん (バックシ ab1a-9c77) :2019/05/15(水) 10 58 02 ID cGVd1c7.MM 123 アライさんは業務スーパーで野菜と野菜と野菜とソーセージを買い、外に出る。 数人の男が、アライさんを取り囲んだ。 「くせぇ!くせぇなぁ?アライグマくせぇ!」 「アライさんはディスバッチ?だぁ!」 「アジラビ?だっけつくるのだぁ!」 もはや用語すらちゃんと言えない、見よう見まねのアラ虐。市民権を得てないアライさんが買い物できるはずもないと言うのとに気づかないのだろか? 「しねぇぇぇぇ!」 男の一人が、アライさんにこん棒を振りかぶる。 アライさんは荷物を安全なところに置き……。 こん棒はアライさん後頭部に直撃した。 アライさんはそのまま空中で一周回転し、地面にうつ伏せでおちる。 アライさん「ぐぁぁぁぁぁぁ!なにをするだぁぁぁぁ!」 「さすがアライさんwwwwマジで軽ぃwwww!! 「俺もおれも!デスパッチ!」 もう一人が爪先で脇腹を蹴り飛ばすと、また回転して飛んだ。 「いだいのだぁぁぁぁぁ!脇腹クジキマシター!」 「俺もいくぜ!アラジンにしてやる!」 右腕を蹴り飛ばし、アライさんの腕がブンと一周回転する。 「ああああああ!もっていかれたのだぁぁぁぁ!」 「アライさんマジよわwwww」 「ああ、俺たちが強すぎただけだわwww」 「アラジビだった!名前間違えてたわ!」 三人は市民アライさんだとわかってての攻撃だろう、命までは奪わず、去っていった。 「アライさんよりお馬鹿な奴等なのだ。」 アライさんは三人が遠く見えなくなる事を確認すると、むくりと起き上がり、汚れをはたいて荷物を右手で持ち上げた。 たかだかこん棒の一振りで、蹴りの一発でここまで飛ぶ訳がない。そんなこともわからない子供には受け身をとるだけで十分だ。 皮膚は少しだけ痣ができたが騒ぐほどじゃない。それより精神的に疲れたので、とっとと帰った。 原稿アライちゃん「ハタケノマンマルオイチノリャー」 原稿お兄さん「イキタママアゲルゥゥゥ」 原稿アライちゃん「ピギィィィィアチュイタシュケテェ」 原稿アライちゃん「ニゲルノリャージュゥゥゥヤメテェェェェ」 アライさんがペン入れを始める。元々トレスの類いには自信があったが、この男、本当に線が細かい。この繊細さは間違いなく尊敬に値する。 アライさん「ううううう……目がチカチカするのだ……。」 目の端が眠気と疲れで垂れ下がり始めている……。液タブの厚みがうっとうしくすら感じる。 男「そろそろ寝ましょうか。無理してもいいことないですし。」 アライさん「わかったのだ。眠気で変なもの描く前にそするのだ。」 アライちゃん達は既に布団で眠っており、アライさんはアライちゃん達を抱き抱えるように布団に入った。 男もベッドに入り、就寝の準備に入る。 何か特別な友情を結んだような気がしてここで会話をするのが定石だが、彼らにそんな余裕はなくただ普通に速攻で寝た。 …… 男「ぼくらどれだけ寝てましたっけ?」 アライさん「長くとも12時間なのだ……。」 二人はカレンダーを見ながら唖然とする……思ってたより残り日数が少ない……。 アライさん「時が切り取られてるのだ!」 たんに同じことの反復で日数感覚がなくなっていただけのことである。 男「と、とりあえずトーンは幾つか諦めます……でもベタだけは外せないので急いでやりましょう……。」 アライさん「その決断力があるなら早めに線の数を減らしてほしかったのだ……。」 男「妥協はしたくないんです!」ピカピカ アライさんはこいつの前世は野生のアライさんだと思った。いや多分そうなのだ。 アライさん「不自然だけど途中から背景をいくか簡略化するのだ。背に腹は変えられない……。」 男「遠くのアライさんやアライちゃんのトーンも簡略化します……。」 125: 名無しさん (バックシ ab1a-9c77) :2019/05/15(水) 11 29 27 ID cGVd1c7.MM 124 アライさんが不敵にギラリと笑う。 アライさん「いや……もはや描くのも時間がもったいないのだ……。ここは……。ちび!こっちにくるのだ!」 アライちゃん1「のりゃぁ!のりゃぁ!」 アライちゃん2「どうちたのりゃ?」 アライさんは姉妹が近づくと、デスクの上にひょいと持ち上げた。 アライちゃん1「のぉぉぉ?たかいのりゃ!」 アライちゃん2「おしょらからとんできたのりゃ!」キャッキャッ アライさんはアライちゃん達が動き回るすがたをいろんな角度から写真に納め、データを取り込んだ。アライちゃんを切り抜き、アニメーション加工を施して背景のアライちゃんの描かれる部分へと張り付けていく。 男「なんという力業!素晴らしいですよ!」 アライさん「フハハハハハこれで明日には出来上がるのだ!我らの天下なのだ!」 男「できる!できますよ!フハハハハハ!フハハハハハ!」 アライちゃん1「ぴぃ!おかーしゃんたちがこわれたのりゃ!」 アライちゃん2「がいじなのりゃ?」 ………… 男は近くの印刷所に頭を下げながら依頼し、印刷所なおじさんのひきつった笑顔が脳裏から離れなかった……。後は数日後のコミケに備えるだけ……。 アライさん「アライさん達はアラフェネ百合の横なのだ……死ぬほど申し訳ないのだ……。」 男「これはポスターのデザインは自重したほうがいいですね……。」 二人は手書きでポスターを作っていた。もう日数もなく、お隣への配慮、車で移動するのに疲れてては問題なので簡単なデザインにした。 …… 念のため持ち込むべきものやあると便利なものにチェックシートで確認し、積み込んでいる……。 アライさん「小銭も準備できてるのだ……フハハハハハ!抜かりないのだ!」 男「ツイッターでもしっかり宣伝したのだ!あとはがっぽり儲けるのだ!」 アライさん、男「はははははははは!」 疲れてるわけでも眠い訳でもなく、テンションがおかしくなっている。 あとはアライちゃんたちに留守番をお願いするだけだ。 アライさん「チビたち待ってるのだ!今夜は焼き肉なのだ!」 アライちゃん1「いってらっしゃいなのだー!」 アライちゃん2「うゆ?天下をとるのりゃ?」 アライさん「そうなのだぁ!とってくるのだ!フハハハハハ!フハハハハハ!」 アライさん「ツラいのだ……。」 男「ツラいのだ……。」 男は人気だった。とても。だがビッグサイトにこれる人間がそこまでいるかと言われるとなんとも言えない需要分布である。そして……。 フェネック「はーい新作ですね、はい新作でーす。はい、500円でーす。」 隣のアラフェネ本、あの超有名イラストレーターのフェネックの作品だったのだ。 アライさんのギラギラした目線にフェネックが気付き、笑顔で答えた フェネック「またやってしまったね、アライさーんw」 アライさん「ちくしょぉぉぉこれならもろなポスターにしてやればよかったのだぁぁぁ!」 男「のぁぁぁぁぁぁ!」 フェネック「完売でーす!それじゃあアライさん、私達は帰るから。今夜は焼き肉だー。」 アライさん・男「ちくしょぉぉぉぉぉぉ!」 がんばれアライさん!負けるなアライさん!まだ13時!やればできる!多分!きっと! 終わり。 アライさんのssへ戻る
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296 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 15 41.05 ID qr/rUSN70 [3/10] 国家プロジェクトとして作られたトラップ、それがこのアライさんスナイパー、通称アライパーである。 このトラップはスイカような形をしており、アライさんが好む匂いを放出することによってアライさんを誘引する。 そして、顔や歩き方、声紋、口調、そしてサンドスターなによりアライさんかどうかを総合的に判別し麻痺針を射出、アライさんを動けなくする。 アライさんは顔、声、喋り方から歩き姿まで皆ほとんど同じなので、個人の特定に使われる技術を流用することで、98%以上の確率で判別できるのだ。 では高性能ドローンで撮影した実際の映像を見て貰おう。 297 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 16 41.04 ID qr/rUSN70 [4/10] ~森の中~ アライちゃん1「しゃむいのりゃ~…。」ヘクチッ アライちゃん2「うぅ~、まだおうちつかないのりゃ?」 ブルブル アライさん「頑張るのだチビ、もう少しでアライさんが見つけた新しいお家なのだ。」 ドローンは、アライパーの設置箇所から100メートルほどの位置に害獣の親子を発見した。どうやら引越しの途中らしい。 アライちゃん1「うゆ?なんかいーにおいするのりゃ!」シッポフリフリ アライちゃん2「ごはんなのりゃ~。」シッポフリフリ アライさん「くんくん…ほんとなのだ!」 匂いに引き寄せられ、発生源であるトラップを発見した害獣一家。 アライちゃん1「みつけたのりゃ!」シッポフリフリ アライちゃん2「あまあまのにおいするのりゃ~。」ヨチヨチシッポフリフリ アライさん「美味しそうなのだぁ。」コスコス アライパー「これはアライさん専用餌です、アライさん以外はここから離れるようにお願いします。」 センサーでアライさんを認識したアライパーが警告の音声を流す。麻痺針がほかの人やフレンズに命中するのを防ぐためだ。 299 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 18 36.02 ID qr/rUSN70 [6/10] アライさん「当たり前なのだ!これはアライさんが見つけたのだからアライさんのなのだ!」 アライちゃん1「たべゆのりゃ~!」ヨチヨチヨチヨチ アライパーの側面が開き、近づく害獣たちへ向けて麻痺針が発射され、突き刺さる。 アライさん「うっ!なんか刺さったのだぁ!」 アライちゃん1「ぴぃ~!いちゃいのりゃ~!」ノリャァァァァン! アライちゃん2「おか~しゃ~!これとってぇぇ!」ビェェェェェェェン! アライさん「待ってるのだチビ!今アライさんが…のだ!?体が動かないのだ!」 アライちゃん1「おかーしゃん~!はやくとってぇ~!アライしゃんのききなのりゃぁ~!」ビクビクバタバタ アライちゃん2「からだうごかないのらぁ!アライしゃんが可哀想なのやぁ~!」ビクビクバタバタ アライさん「うるさいのだ!アライさんだって動かないのだ!アライさんの方が可哀想なのだ~!」ビクビクバタバタ 300 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 19 50.06 ID qr/rUSN70 [7/10] ろくに動けない体で醜い争いを繰り広げる醜い害獣一家、その声を聞きつけてか、あるいは単に餌の匂いに引き寄せられたのか、余所のアライさん一家がやってきた。 余所アライさん「どうしたのだ?」 アライさん「いいところに来たのだ!動けないアライさんを助けるのだ!」 余所アライちゃん「ぴぃっ!?がいじなのぁ!おかーしゃ、こんながいじたすけるひつようないのらぁ。」ケラケラ アライちゃん1「がいじじゃないのりゃ~!」キュルル アライちゃん2「そこのいいのいのやつあげゆかやたちゅけてぇ~!」 余所アライさん「確かにいい匂いがするのだぁ。」コスコス 余所アライちゃん「たべうのらぁ~」ヨチヨチ ふらふらとトラップの方に向かう余所アライさん達。当然、アライパーの餌食となる。 余所アライさん「いたいのだぁ!体が動かないのだぁ!」ビクビクバタバタ 余所アライちゃん「おまえ~、アライしゃんをだましたなぁ!」キュルル アライちゃん2「おまえがかってにひっかかったのりゃ!このがいじ!」 アライちゃん1「アライしゃんにがいじって言ったばつなのりゃ!ばかがいじ!」 余所アライちゃん「アライしゃんにがいじってゆーなぁ!がいじっていったほうががいじなのあ!」 アライちゃん1「がいじがいじがいじがいじがいじ!」 アライちゃん2「がいじがいじがいじがいじがいじ!」 余所アライちゃん「がいじがいじがいじがいじがいじ!」 こんな調子でアライさんの家族があと3~4組ほどアライパーに近づき、麻痺針の餌食となった。 301 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 21 41.31 ID qr/rUSN70 [8/10] ~6時間後~ 作業員「ふふふふふ~ん♪」 トラックに乗った作業着の男が山の中を走っていた。 作業員「お、ここだな。」 アライさん「そもそもお前がいーにおいするとか言わなければこんな可哀想な目にあってなかったのだ!」フウゥーッ! アライちゃん1「うゆしゃいのりゃ!おかーしゃんはかわいいアライしゃんをまもるぎむがあるのりゃ!それができないおかーしゃんはがいじなのりゃ!」フウゥーッ! アライちゃん4「だれか~!ちっぽのダンスみせてあげゆかやアライちゃんをはやくたすけうのあぁ~!」ビクビクバタバタ アライちゃん5「うぅぅ~!もうがまんできないのりゃ、うんちしゃんでゆのりゃ~。」プリプリ アライちゃん8「のぁぁぁぁん!のぁ~~~ん!」ビクビクバタバタ 作業着の男がトラックから降りると、そこには夥しい数の害獣達が地面に転がっていた。 302 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 22 42.92 ID qr/rUSN70 [9/10] アライちゃん2「あっ!ひとしゃんなのりゃ!ひとしゃーん!たしゅけて~!」 どこぞのアライさん「ニンゲン!こいつら好きにしていいからアライさんを助けるのだ!」 アライちゃん6「向こうのはたけのおやしゃいあげゆからたしゅけて~!」 アライちゃん7「ふしゅぅ~!いだいなアライしゃんをたすけゆのだ!でないとぶっこよすぞ~!」キュルル 動けない体にもかかわらず不遜な頼みごとをするハエ共。そんなハエの言葉には耳も貸さずに、作業着の男はアライさん達を雑に鉄籠の中に放り込む。 そこらのアライさん「のぎゃっ!」 アライちゃん3「のびゃっ!」 余所アライちゃん「じびぃ!」 アライちゃん9「ぴぃっ!いちゃいのりゃぁ~。」ノリャァァァァン! 303 名前:アライさん根絶プラン (ワッチョイW 97fb-/Gcx)[sage] 投稿日:2018/02/07(水) 10 24 45.87 ID qr/rUSN70 [10/10] そうして全てのハエガイジを放り込むと、作業着の男はアライパーに麻痺針を補充し、籠をトラックに載せて帰って行った。 アライパーの針の効果時間はおよそ12時間ほど、そのためこうして6時間おきに作業員が回収に来ているのだ。 こうして回収されたアライさんやアライちゃんは加工され、食用や工業製品として店頭に並ぶのである。 このように、アライパーはアライさん自体にもアライさんを引き寄せる餌としての役割を持たせ、 さらに近づいたアライさんを逃さないことで、従来の籠罠のように『これは危ない』という情報を持たせずに 効率良く捕獲し続ける事を可能にした。 アライパーの登場によって、森のアライさんは大きく数を減らしている、 さらに森でのアライさんの競争率が下がり、街のアライさんが森へと戻っていく現象も確認されている。 アライパーと人の手による駆除、これを続けていけば我々が野生のアライさんを目にすることもなくなるだろう。 アライさんのssへ戻る
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ルーインズ ルーインズスタンダード ライトウェポン ショートレンジ ロングレンジ クラシックA クラシックB 情報提供 スタンダード データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 ライトウェポン データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 ショートレンジ データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 ロングレンジ データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 クラシックA データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 クラシックB データポスト位置 データポスト 場所 ポスト1 ポスト2 ポスト3 ポスト4 ポスト5 武器配置 武器→場所 情報提供 名前 コメント
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アライグマ(対決カード) 連鎖 下位 上位 種/実/葉昆虫ニホンアマガエルアオダイショウサワガニ アライグマ なし 関連Q A
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ゲームスタンス ◆ キャラクター投稿について 能力内容の明瞭化能力内容が分かり辛いものについては再提出をお願いします。一読しておよその内容把握が出来るぐらいが望ましいです。またあまりに複雑な処理を伴う能力は却下する場合もあります。 GKとプレイヤーの間で認識の齟齬が発生した場合キャラクター確定後にプレイヤーとGKの間で能力の解釈に違いがあった場合、GKの裁定を優先させます。 ◆ ゲームの処理について ルール遵守基本ルールガイドライン2.1に準拠して処理を行います GKのミスによる巻き戻しGKは出来る限り公平かつ正確に処理を行うことを心がけますが、それでもルールと異なる処理をするなどのミスを犯す場合があります それが勝敗に大きく影響するとGKが判断した場合、即座に時間を巻き戻して以降の処理をやり直します(ダイスも振りなおします) ただし以下の場合はやり直しを行いません次のフェイズ(相手陣営のフェイズ)の思考時間が終了するまでにミスが発覚しなかった場合 GKが意図的に特別な処理をしていた場合 その場で修正できるものは巻き戻しを行わずに修正する場合があります
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275 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18 16 08.10 ID jFczhfCs0 時刻は午後3時過ぎ。夕暮れ色を探すには早すぎるものの、正午を過ぎて色あせた晴れ空に気怠げを感じるような時間帯に… アライちゃん「のりゃ、のりゃ~ん♪」ヨチヨチ 人通りの気配が殆ど無い住宅街の路地を、一匹のアライちゃんがヨチっていた。 アライちゃん「おかーしゃんにはないしょで、おさんぽするのりゃ」ヨチヨチョ アライさんは基本的には夜行性だ。どうやら早起きして母親が寝ているのをいいことに、ねぐらから抜け出してきたようだ。 アライちゃん「…ぅゆ?」クビカシゲ ふとアライちゃんは路地の角でヨチりを止めた。何かの気配を感じたようだ。 男子1「今日は宿題多いよなぁ…あ」 男子2「なになに? …あ、アライちゃんだ」 学校からの帰りだろう。小学校真ん中ぐらいの男子ふたりが角の向こうから現れた。こちらも自分たちを見上げるアライちゃんに気づいたようだ。 アライちゃん「のりゃ~、ヒトしゃんなのら~」ヨチヨチ アライちゃんは破顔すると男子たちに向かってヨチっていった。 アライちゃん「ヒトしゃんあそんでほしいのらぁ」コスリコスリ 足元でぽてんと座り込むと、無意識に手をこすり合わせながらそう訴えかけてくる。このアライちゃんは、まだ母親から人間の脅威をあまり教育されていないようだ。 男子1「うわ~…」 男子2「これは…」 絶句して目で語り合った男子たちの表情は忌々しげだ。この歳であればもうアライさんの害獣としての厄介さ、農業被害の大きさはニュースや社会の科目である程度学んでいるものだ。それゆえの反応である。 アライちゃん「うゆ~?」コスリコスリ そんなことを知るよしもないアライちゃんは、よだれを垂らし、手をこすり合わせながら首をかしげている。 男子1「あ、そうだ」 男子2「ん?」 アライちゃん「のりゃ?」 ふと手を打つ男子1。きょろきょろと当たりを見渡して、道端に転がっていた手のひらに乗るほどの大きさの石を拾ってくる。 男子1「家につくまで決めた石を蹴っていくっていうのがあるじゃん?」 男子2「ああ、まあね」 アライちゃん「ふんふん、なかなか楽しそうなのりゃ」シッポブンブン 男子1「それを…」 瞬間、男子1は握った石を振りかぶり、勢いよくアライちゃんの脚に振り下ろす。石のとんがった箇所が、アライちゃんの脚にぐちゃりと突き刺さった。 アライちゃん「ぴいいいいいいぃ! いたいのりゃぁあああぁ!!」ゴロンゴロン アライちゃんは激痛にのたうち回っている。 男子1「こうやって脚を潰してから、アライちゃんでやろう!」 男子2「『アライちゃん蹴り』か…いいね!」 男子2は納得がいったというようにうなずいている。男子1はそうだろと答えながらもう片方のアライちゃんの脚にも石を振り下ろした。 どぐちゃっ。 276 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18 16 48.21 ID jFczhfCs0 アライちゃん「ぴいいいいいいーーーーーっ?! いたいのだぁぁ!!」ブリブリミチミチジョバー アライちゃんは痛みに耐えかねて失禁した。 男子1「うわーきったね。さすがアライちゃん」 男子2「腕もやっといたほうがいいんじゃない? 引っかかれるかもだし」 男子1「それな」 アライちゃんは激痛にさいなまれながら混乱の極みにあった。なぜ自分は出し抜けに攻撃されているのだろう。 おかーしゃんは「うちのチビは世界一カワイイのだ!」といつも言っていた。おかーしゃんがはたけで見つけてきたおやさいを食べてすくすく育ってきた。決して目の前のヒトしゃんを怒らせるようなことはしていないのに…。 アライちゃん「いたいのだ、にげるのらぁ、う…うゆ、う…!」ズリズリ アライちゃんは腕と尻の力で後ろへと後ずさっていたが、その速度たるや絶望的に遅い。まだ幼体のアライちゃんの筋力で、激痛にさいなまれながらでは無理もない。 男子2「てーい!」 それゆえに、背後に回り込むのは容易だった。男子2は、必死で自分の身体を押して後ずさっているアライちゃんの両腕めがけて、両手に握り込んだ石を振り下ろした。 アライちゃん「ぴぎいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーっ?!!」ドグチャァア アライちゃんの両手は両足と同じようにほとんど動かせなくなった。 男子1「よし準備かんりょー。オレからいくぜ?」ポイッ 男子2「いーよー」ポイ 男子たちは用済みになった石を道端に放ると、めいめいに屈伸したり靴の履き具合を直したりしている。 アライちゃん「な、なにを…」 男子1「よーし、行けっ!」ドカッ 男子1はアライちゃん目がけて左足を思い切り振り抜いた。 アライちゃん「ぎゅぶっ?!」 腹部を蹴り上げられたアライちゃんは放物線を描き、 アライちゃん「いぎっ?!」ドシャッ 固いアスファルトに打ち付けられてバウンドし、 アライちゃん「い、ぎ、ぐぅ…!」ズザザザー 横倒れの姿勢で地面を文字通り身を削られながら滑って、やがて停止した。 アライちゃん「げほ、ごほっ……い、いちゃい、の、ら……」ビチャッ 内臓を損傷したのか、アライちゃんの咳き込みには血が混じっている。 男子1「おー、飛んだ飛んだ」 男子2「もう曲がり角近くじゃん…ずっけーなぁ」 男子1「センリャクだよセンリャク」 駆け寄ってくる男子ふたりを錯乱する視界で視たアライちゃんは、ぷるぷると身を起こした。 アライちゃん「ヒト…しゃん……」ゲホゴホッ アライちゃん「やめ、て…ほし、い…のら」ゴホッ アライちゃん「かわいい、しっぽのだんす…するから、…ゆるして、ほしいのだ…」ゲホッ 277 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18 17 21.34 ID jFczhfCs0 そして、手足の激痛でいびつな、四つん這いのような姿勢を取ると、しっぽを左右に降り出した。 アライちゃん「げほっ……だんす、だんす、しっぽのだんす…かーいーかーいーあらいしゃn…」シッポフリフリ 男子2「行けっ、ドライブシュウゥゥ―――ッ!!」ドグシャアァ アライちゃん「ぎぴいいいいいぃっ?!!」 その尻に男子2の蹴りが叩き込まれ、アライちゃんは再び空を舞った。 そして…当たり前だが、その軌跡が曲がったりすることはなく、そのまま路地の角の壁に激突した。 アライちゃん「ぎゅべっ!!」ベシャア したたかに壁に打ち付けられたアライちゃんは、そのまま地面に落下し、もう一度衝撃を味わった。 アライちゃん「ぐぶっ!!」ズシャア 男子2「…まぁ、曲がるわけないよな」 男子1「あれってボールみたいな形に回転かけるんだろ? そりゃそーだよ」 男子たちはまたアライちゃんへ駆け寄る。 アライちゃんはといえば、まず落下の際に右手側から落ち、右腕を骨折していた。曲がってはいけない方向に曲がっている。全身砂埃と擦過傷まみれであり、失禁により下腹部は汚れに汚れている。 アライちゃん「ごほっ、ゲホッ!」ビチャッ さらに、自らが吐瀉した血や胃液で上半身も汚らしい。 アライちゃん「…ゃ、めて……かー…い…あ、ら……」カヒューカヒュー もっと言えば、呼吸音からして肺も痛めているようだ。まさに息も絶え絶えである。 男子1「…だいじょうぶか、こいつ?」 男子2「着くまでに死んだら、直前に蹴ったやつの負けだからなー」 男子1「ええ?! うーん…」 男子1は、打ち捨てられたアライちゃんの下に、自らの足の甲をシャベルのように差し込み、 男子1「ていっ」ヒョイッ すくい上げることによってアライちゃんを転がして移動させた。 アライちゃん「…ぅ、ぎ……いっ……ちゃ、い……」ゴロゴロゴロズザー 男子1「おー、うまいうまい」 男子2「まねしよー」 転がり止まったアライちゃんに、また男子たちが駆け寄ってくる… アライちゃん「…ゃ、め……ぴいいぃ……いぎゅぅぅ……」ゴロゴロゴロゴロズザー アライちゃん「……ぎぃ……ぐぅ……っ…」ゴロゴロゴロズザー アライちゃん「……の………だ………」ゴロゴロゴロゴロゴロゴロズザー アライちゃん「……」ゴロゴロゴロゴロゴロズザー やがて男子1の家が見えてきたあたりで、男子がおもむろに切り出した。 男子1「…そういえばさ」 男子2「うん」 男子1「おれんちとケンちゃんち、どっちがゴールなの?」 男子2「…ぶっちゃけ考えてなかった。シュウちゃんが蹴って[ピーーー]と思ってたし」 男子1「おぉい!」 278 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18 18 04.35 ID jFczhfCs0 アライちゃん「…ぃ……ちゃ………」ゼエハアゲホゴホ 全身に渡る擦過傷と、広範囲に渡る内臓損傷によって、アライちゃんの生命力は堰を切ったダムから溢れる水のごとく秒単位で流出していた。 しかし――。 アライちゃん「……いきる、のりゃ……! …おかーしゃんが……まってる…のりゃ……!!」ゼエゼエプルプル アライちゃんはズタズタの身体に力を入れて動こうとする。その脳裏には、さっきまでいっしょだった家族の思い出が巡っていた。 きびしいけど、あったかくて、いつもはたけからおやさいを見つけてきてくれたおかーしゃん…いつもおやさいをひとりじめしようとするおねーしゃん…まだしゃべれなくてまぬけにぼーっとしているいもーと… アライちゃん「…かえ…る…のりゃ…! みん、なの…!」ゼエゼエプルプル 男子1「まーいーよ、もうゴールで。それよりも、俺んちでさっさと宿題終わらせてからスマブラやろうぜ!」 男子2「さんせーい」 男子1「よっと!」 出し抜けに、男子1は足元からほとんど動いていないアライちゃんに、全力の蹴りを叩き込んだ。 アライちゃん「ぶぎゅうぅっ?!」ヒューーーン 男子1「これでよし! ただいまー!」ガラガラ 男子2「お邪魔しまーす」トテトテ 男子たちは飛んでいくアライちゃんに目もくれずに男子1の家に入っていき… アライちゃん「ぶべえええぇぇっ?!」ズザザザザザザー アライちゃんは放物線を描きながら、住宅街の路地を抜け、車通りの多い大通りに落着・滑走し… 大型トラック「ぶおーーん」ドドグチャァッ アライちゃん「ぴい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛――――――――っ?!!!!!!!!」ペシャンコ 通りがかりに大型トラックが、その前輪と後輪でアライちゃんの下半分を轢き潰していった。 アライちゃん「い……ちゃ…」 アライちゃんは事ここに至って、ついに観念した。(だいぶ遅いが)もうどうやっても助からないと悟ったため、自分の死を受け入れたのだ。 そして目を閉じた。どうかこの生命が尽きるまでの僅かな間、もう会えないおかーしゃんたちの思い出を… スポーツカー「ぶいいいいいいいん」ドグチャァ 走馬灯を再生しようとしていたアライちゃんの脳は、頭部や上半身ごと、法定速度オーバーのスポーツカーに轢き潰された。 アライちゃん「」 アライちゃんは自身の厚みを失って絶命した。そして、その後も延々と通りがかる車に轢き潰された。 路面は惨憺たるありさまであったが、日が暮れてしまってドライバーたちは何も気づかなかった。 翌朝にカラスたちによって啄まれ、アライちゃんだったミンチは路面からいなくなった。 279 :アライちゃん蹴り [sage]:2018/11/14(水) 18 18 31.04 ID jFczhfCs0 男子2「シュウちゃーん、学校いこーぜー」 男子1「あいよー」 男子1は玄関で靴を履いていた。後ろには見送りに来た母親が立っている。 男子1母「気をつけていってくるのよ。今朝はなんかカラスが多くて気味悪かったから」 男子1「はーい。…よし、じゃいってきまーす」ガラガラ 男子1と男子2は連れ立って学校へと向かう。 男子2「昼たのしみだなー」 男子1「いまから給食の話かよ…」 男子2「だって昨日スマブラで勝ったから、シュウちゃんの牛乳はぼくのじゃん?」 男子1「くっそー…。そもそもなんでそんな勝負になったんだよー…」 男子2「あれでしょ。えーと…。…忘れたけど、昨日帰りになんかで勝負して、決着がつかなくて、このままだと収まりが悪い!とか言い出すから」 男子1「…くそー。プリン縛ってないケンちゃんに挑むのが無謀だった…」 今日も町は平和だった。 280 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 18 19 27.67 ID jFczhfCs0 やべ、sagaにし忘れた。 とりあえず以上です。 281 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 19 36 47.44 ID 7yGFIohIO 乙! 今頃母親がどうしてるか気になりますね 282 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 19 52 03.34 ID bX72Ztezo 乙! いい話だった! 283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/11/14(水) 21 11 39.95 ID JCEkFLkjo 乙 一匹害獣が消えてめでたい コバエさんのssへ戻る